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 U20フィジー代表 20-14 U20イタリア代表 日本特有の梅雨、蒸し暑い近鉄花園ラグビー場、お互いに負ければ下位リーグへ降格という厳しい現実がまっている。 前半9分イタリア12番、トンマーゾ・ベンヴェヌーチがゴール前10m左中間のPGを決め、3点先取、対するフィジーは13分に13番ノア・ナカイタジがPGを決め同点、さらに24分にもPGで6-3と逆転。スクラムでやや優位に立つイタリアはFW勝負で近場を攻める、一方のフィジーは大きくボールを動かしたいが、両チームとも暑さのせいか集中力を欠く場面もあり得点に結びつかない。 後半2分、フィジーがイタリアのキック処理ミスのボールを15番キニ・ムリムリバルが拾い7-6-4とつなぎ、4番ベニソニ・レンドゥアが左中間にトライ、ゴール成功で13-3とするが、6分にイタリアが優位に立つスクラムを起点に右へ展開、11番ジョヴァンバティスタ・ヴェンディッティが右隅にトライ、18分にはゴール前25mのPGを決め13-11と詰め寄る。 そんなゲーム展開の中、33分フィジーが相手ゴール前FKからクイックスタート、22番二コラ・マタワルが中央へトライ、ゴールも決まり20-11とする。35分にイタリアはPGを決め20-14と、残り5分で1トライ1ゴールで逆転というところまで追い上げるが、ここまで。結果は20-14でフィジーの勝利、戦う相手はお互いではなく、集中力や天候などコンディションへの対応など自身にあったような感がする。結局は勝利に対する執念の強いほうに女神が微笑んだ。 
 
 アレッサンドロ・ギーニ監督 「試合は我々が予測したとおりの展開だった。とてもタフで、厳しく、接戦だった。フィジーのスピード、そして、ルーズボールに対する寄りの速さ、反応の良さについては認識していた。前の2戦、サウスアフリカ戦とフランス戦でも、その持ち味を生かして、5トライを挙げていたからね。その彼らに対し、スクラムやラインアウトといったフォワードでのパワー勝負や、ラックやモールでよりテクニックを生かすこと、そして、バックスが素早いペネトレーションで突破する、というのが我々の戦略だった。ペナルティをいくつか与えてしまったことについては、自分たちのプレイの中で規律が徹底していなかった点が挙げられる。多くの選手が19歳以下で、他チームよりも若いチームだったが、来年この大会に出られないことが非常に残念だ。選手たちにはありがとう、と言いたい。顔をあげて、前を向いてゆきたい」 ルカ・ペティッロ キャプテン ──前半やや停滞していたが、後半に向けてどのような指示を? ──次の2戦についての印象は? 日本と対戦する可能性もあるが? U20フィジー代表 ──今日の試合では、フィジーらしいプレイが発揮できたか? |