6月5日に開幕した「U20世界ラグビー選手権」は21日(日)、いよいよ最終日を迎えます。東京会場では、ニュージーランド対イングランドによる決勝(15:00 KO)、オーストラリアと南アフリカによる3位決定戦が行われます(13:00 KO)。
決勝のカードは、ディフェンディングチャンピオンのニュージーランドと昨年準優勝のイングランド、2年連続で同じ顔合わせとなりました。両チームの監督とイングランドのクラーク主将が、決勝に向けて意気込みを語ってくれました。

U20ニュージーランド代表　デーヴ・レニー監督

「イングランドは昨年のメンバーが6人も残っており、経験者が多いです。去年はFWのチームでしたが、今年はバックスとFWのバランスが取れたチーム。昨年よりも数倍も強くなっていると思います。われわれは去年のメンバーは1人しか残っておらず、全く新しいチームです。決勝は大きなチャレンジになるでしょう。ですが、われわれのチームも試合の度に強くなってきています。勝敗はどちらに転ぶか分からないですが、勝つことを信じていますし、ベストを尽くします」

U20イングランド代表　マーク・メープルトフト監督

「明日の決勝を楽しみにしています。これまで両チーム共に無敗で来ており、大きなチャレンジになると思いますが、しっかりとプレーしたいです。選手のコンディションは非常に良いです。セットプレーなど基本的なプレーを忠実に行い、80分間を通してしっかりとゲームを展開したいです。
(両チーム共にいいフルバックがいるが、彼らの出来が試合の趨勢を決めるか？）確かにトーマス・ホーマーと、ニュージーランドのロビー・ロビンソンはいい選手ですし、フルバックは非常に重要なポジションでもあります。決勝は戦略的な蹴り合いの展開になるでしょう。しかし、フルバックの出来が勝負を決めることはないと思います。15人の選手とベンチが一体となって戦うことが重要です。明日はチャンピオンを目指したいです」

U20イングランド代表　キャラム・クラーク　キャプテン

「(昨年のリベンジとなるが)リベンジとは思っていませんが、私も含めて昨年のメンバーが6人いますから、その経験が明日の試合で生かされればいいと思います。自分たちの持っているものを全力で出したいです。準備はしっかりとしてきました。タフな試合になるでしょうが頑張りたいと思います。決勝でのキーポイントは、スクラムやラインアウトなどセットプレーになるでしょう。ニュージーランドはバックラインが強力ですし、カウンターに注意したいと思います」